こんにちは、紀香です。
夏も過ぎ去り、秋っぽい風が吹いてくるな~と感じる瞬間の1つが
なんか、甘くていい香りです。
よく、小学校の帰りに香ったあれは、金木犀(キンモクセイ)というそうです。
なんかいい香りと思ってたのに、一部の友人からは、受け悪く笑
トイレの芳香剤じゃんだなんて、厳しい言葉ももらったっけ^^;
最近知ったのですが、
金木犀によく似た、銀木犀(ギンモクセイ)というものがあるようです。
いったいどこが違うの?開花時期や匂いも違うの?ってことを
まとめてみました^^
金木犀と銀木犀の違いはあるの?
中国から伝わったという木、金木犀と銀木犀の違いは、いくつかあります。
主な違いとして、花の色や咲く時期、葉っぱの形が似てるのですが違います。
金木犀は、中国では、丹桂、金桂と呼ばれており、銀木犀は、桂花と呼ばれています。
この桂花は、金木犀も含めて呼ぶことがあります。
金木犀の葉は、薄く波打ち、細かな鋸歯と呼ばれるのこぎりの刃のようなギザギザが
あるものと、まったく鋸歯のないツルっとした葉っぱです。
ですが、ほとんど鋸歯はない場合の方が多いです。
樹皮は全体が白っぽい灰褐色で黒っぽいぶつぶつや筋が入っているのも特徴ですが、
花の色が大きく違います。金木犀の花は、オレンジ色の小花をたくさん咲かせます。
一方銀木犀の葉は、金木犀よりも葉幅が広く、楕円形で先端は急にとがっていて、
あらめの細い鋸歯があります。幹は、灰色の褐色で、樹皮は、縦に裂けめができる
銀木犀の花は、白っぽいアイボリーの小花をたくさん咲かせます。
花以外で見分けるコツとしては、葉っぱがギザギザとしている鋸歯ありのものが
銀木犀、つるっとした形のものが金木犀です。
余談ですが、花言葉も、違います。
金木犀が、謙虚、気高い人という意味で、銀木犀は、初恋という意味です。
金木犀と銀木犀の開花時期は?
金木犀と銀木犀、どちらもモクセイ科の植物です。
日本では、金木犀と銀木犀は、雄株しか存在しないと言われているため、
挿し木で増やしています。
金木犀の主な開花時期は、9月の下旬から10月の中旬と言われており
銀木犀もほぼ同じ時期なのですが、若干銀木犀の方が、金木犀よりも
遅い時期に咲き始めます。
金木犀と銀木犀の匂いは?
金木犀と銀木犀の花の香に違いがあるのかというと、違います。
そもそも、金木犀や銀木犀のモクセイ属のことを、学名では、オスマンサスと呼び
ギリシャ語で、「香りのする花」という意味です。
なので、どちらも香りがするのですが、金木犀は、オレンジ色っぽい花で匂いも
甘く強くもや優しい香りです、一時期はトイレの芳香剤でも活躍していたくらいです。
実は、金木犀は、お茶やお菓子にも使われていたこともあります。
一方ギンモクセイは、アイボリー色の花で、近くにいくと香りがよくわかります。
金木犀と似たような香りですが、比較すると少し爽やかでお香に近い香りです。
まとめ
金木犀と銀木犀の違いは、金木犀がオレンジ色の花を咲かし、
葉っぱの縁がつるっとしたものが多いのに対し、
銀木犀は、白っぽいアイボリーの花を咲かします。
葉っぱも鋸歯があるものが多いです。
金木犀と銀木犀の開花時期は、9月下旬から10月で銀木犀の方が若干遅いです。
金木犀と銀木犀の匂いは、甘く強くも優しい香りです。
銀木犀の香りは、金木犀によく似ていますが、比較すると少し爽やかでお香に近い香りです。
ぜひ、街中で見かけたら嗅ぎ比べてくださいね^^