こんにちは、紀香です。梅雨の時期や3月頃の
卒業シーズンになると、ふとあの閉店音楽で馴染みのある
「蛍の光」を思い出します。
”ほた~るの♪”で始まるあの音楽ってそういえば
なんで、当たり前のように閉店の音楽って思ってたんだろう?
あれって、閉店の音楽の為に作られたものなの?ってことが
気になったので、実際調べてみました^^
蛍の光が閉店音楽だと思ってた
別に閉店間際を狙っていっているわけではないのですが、
図書館だとか、近所のスーパー(主にイオン)とか
閉館とか閉店間際に行くと、蛍の光が流れていて、当たり前の
ように蛍の光を聴いたら、帰らなくちゃっなと思ってしまいます笑
蛍の光の音楽ってなんだか聴いてるだけで、
お店の店員に何も言われていないのに「帰れ」と言われているような気がしてしまって帰ろうかな、
と思うのですが、
ふと、あれ?
そもそも、蛍の光って閉館、閉店の音楽と思ってたけど
別に、閉館、閉店の為に作られた音楽ではなさそうよね?と
疑問を感じました。
一回、実はアパレルでバイトしていたころに、
店長に閉店間際に「このテープ流して」って言われて、蛍の光を流してた時も
同じ疑問感じてて、なんで、ホタルノヒカリ流すんですか?って聞いたこともあります。
そしたら、店長こう答えてくれました。
「なんでだろうね、俺が働いてるときはもうマニュアルに
流してって入ってた」とのことで、真相はわかりませんでした。
すでに、マニュアルとして、組まれていただなんて!という
驚きΣ(・□・;)もあって、その時は、そこで思考停止
してしまったのですが、
大人になった今だからこそ、気になった疑問は、徹底的に調べてみようと思って、調べてみました^^
蛍の光が閉店って思うのはなぜ?
そもそも、蛍の光イコール閉館、閉店の曲って思っていたけれど。
このホタルノヒカリ自体は、閉館や閉店の為に作られた曲ではなさそうだな、と私は思ってます。
実際調べてみると、やっぱりそうではなかったです。
閉館、閉店の為に作られた音楽ではなかったです。
じゃあ、一体蛍の光は何なのか?というと、
元々は、閉館、閉店に流れるあの曲は、蛍の光ですら、なかった可能性があるということでした笑
え?ですよね。
私は。「え?どういうこと?」状態でした。
閉館、閉店に流れているあの曲は、蛍の光ではなく、
厳密には、「オールド・ラング・サイン」という曲を
3拍子にしたものなんだそうです。
蛍の光と全然名前が違うってどういうことなのか?というと
オールド・ラング・サインが原曲で編曲として、蛍の光がある。そして、オールド・ラング・サインが、別れのワルツと呼ばれているのです。
ややこしい|д゚)
じゃあ、一体いつから蛍の光(本当は、蛍の光ではなく、
オールド・ラング・サイン=別れのワルツ)が閉館、閉店の
曲として、定着してたのか?
蛍の光が閉店音楽なのはいつから?
それは、この原曲名オールド・ラング・サインにヒントがあります。このオールド・ラング・サインは別名が”別れのワルツ”と呼ばれているだけあって、ちゃんと経緯があるのです。
このオールド・ラング・サイン(原曲)はイギリス北部スコットランドに伝わる民謡です。オールド・ラング・サインという言葉はスコットランド語で、意味は、「久しき昔」という意味です。別れを惜しみ、離れている友人との再会を願って歌われていた民謡です。
民謡なので、これが何年から伝わり始めたものなのかは、今回はわかりませんでしたが、この民謡が1949年に公開されたアメリカ映画「哀愁」という洋画でオールド・ラング・サインを4拍子だったものを3拍子にして使用されたものが
日本に伝わって、現在の閉館、閉店の音楽として根付いたのが
きっかけです。
なんで、アメリカ映画で使われたBGMが閉館、閉店の音楽として
深く根付いたのかというと、この映画「哀愁」で使用された
シーンがとても印象的だったからなんです。
第一次世界大戦中という時代設定された映画で、恋愛を禁止された主役2人が、クラブでこっそり会い、閉店間際の最後の曲がこのオールド・ラング・サインの3拍子アレンジで踊り、
主役2人は、もう会えないだろうと別れを惜しんで踊ったシーン
であるので、別れのワルツと呼ばれているんです。
なので、図書館やスーパーで流れる蛍の光も、蛍の光ではなく
オールド・ラング・サインを3拍子にアレンジした”別れのワルツ”ということなんですね^^;
映画が、元になっているとは意外でした。
蛍の光、閉店音楽まとめ
蛍の光に関しては、小学校の唱歌として詩をつけられたことが
きっかけで、もちろんこれは、オールド・ラング・サインが
1881年に日本に伝わったことからです。
私は、てっきり蛍の光(日本発祥)が、海外に伝わったんだと
思いこんでましたが、実際は、ヨーロッパから日本に伝わってたんですね^^;
ちなみに、韓国でも一時期、愛国歌としてオールド・ラング・サインのメロディーが使われていたことがあるんです。
調べれば、調べるほど、蛍の光の原曲であるオールド・ラング・サインは、奥が深かったです(*’▽’)
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こんばんは、ブログランキングから来ました。
蛍の光、とても奥が深かったですね。
まさか映画の哀愁から始まっていたなんて、とても興味深く読みました。
面白かったです。また、のぞきに来ます。
ありがとうございます、嬉しいです^^