子供のころ、なんとなく行事としていた七夕。短冊に願いことを書いてお祈りしたら
何でも叶えてくれる!と信じていた私ですが、どうやら違うようです^^;
会社の先輩のお子さんが七夕についてレクチャーを受けたらしく、その話を元に
改めて調べてみたところ知らないことだらけでした。
大人になっても発見ってたくさんありますね。
七夕の短冊の起源や願い事って、”彦星?織姫?それとも神様?”誰にしているの?ってことや
短冊って何を書けばいいのということについてご紹介します。
近所の子供に聞かれても、会社で話題になってもきっと困らないはず。
七夕の短冊の由来や起源は?
七夕の短冊と言えば、願い事を書くことが印象的ですよね。
七夕の由来は、もともとは中国から伝わったものと日本にもともとあった神事の融合したものです。
実は、思ってたより複雑な成り立ちなんです;
およそ2000年前の中国にはすでに七夕があったそうです。
七夕は、牽牛(けんぎゅう)・織女(しょくじょ)の二星会合の祭りでした(よく聞く、彦星と織姫の伝説の元になったものです)。
またそれとは別に、裁縫の上達を願うための織女の祭りで、乞巧奠(きこうでん)という儀式がありました。
中国では、これが二星会合の祭りと結びついて、七夕の日に行われるようになります。それが、奈良時代に宮中の行事として日本に伝わります。
もともと日本にも7月7日は、「棚機津女」(たなばたつめ)という神話があり、これらと融合したのが成り立ちではないか、と言われています。
宮中の人だけではなく、一般の人たちが、現代のように七夕に短冊を飾るようになったのは、江戸時代からです。短冊には、和歌や願い事を書いていました。
七夕の短冊って誰にお願いしているの?
七夕って彦星さま?織姫さま?神様?それとも?誰に願い事をささげているのか?
聞かれてみると答えにくいですよね。
これも少し複雑なのですが、お願いごとは、織姫さまにしていることになります。
でも、厳密に言うと織姫さまにあやかって誓っている、が正解です。
どういうことかと言うと、彦星さまと織姫さまの伝説に出てくる織姫さまや「棚機津女」(たなばたつめ)の話で出てくる「機織り機を織る女の人」は、
2人とも機織りの名人です。手先が器用だったんですね。そのことにあやかって、織姫さまみたいになれますようにと宣言します。
・・・ん?宣言?と思われている方も多いでしょう。
実は、七夕は自分でお願い事を叶えます。織姫さまが叶えてくれるわけではないんです。
つまり、七夕のお願い事は、叶えたいことの目標設定をしているということなんです。
なので、願い事をささげるのは、織姫さまですが、叶えるのは自分自身です。
七夕の短冊は何を書くと良いの?
先ほども少し触れましたが織姫さまにあやかって願い事を誓うことは、織姫さまのように針仕事やお裁縫が得意になりますように。とか、
江戸時代には、文字書き上達を願いを書くことが多かったです。
手先の器用さや学芸について願うことが短冊には書くことが一般的です。
現代だと、「ピアノが上手に弾けますように。」とか「英語が喋れますように。」とか「料理上手になりますように」とかでしょうか笑
最後のお願い事は、私自身の願いですが、そういった手先を使ったり、勉学関係を書くといいみたいですね。
しかし最近では、将来の夢や、やりたいこと、欲しいもの、みなさん自由に書いてあるのを毎年見かけます。
そう思うと、新年の書き初めに似ているのかもしれませんね。
まとめ
七夕の短冊の由来や起源は、中国と日本の信仰が融合したものが、江戸時代には一般的に普及したことが
現在の七夕の姿です。
七夕のお願い事は、織姫さまにしていますが、叶えるのは自分自身です。
短冊に書くことは、手先の器用さや学芸についてが好ましいです。
ちなみに、私は、幼稚園の頃、将来の夢を皆で書いて笹に吊るした記憶があります。
なんて書くか思いつかなくて、隣の子のマネをして書いたら、両親にびっくりされたなぁ~。
なぜなら、意味も分からず、スーパーモデルになりたいと書いていたから^^;笑
今では、スーパーモデルではなく、立派なOLになりました。