こんにちは、紀香です^^
冬と言えば、私の中で”おしるこ”なのですが、鏡開きのお餅を
おしるこにするって言ってた母が、出来上がったおしるこに対して
「紀香ちゃん、ぜんざいが出来たよ(*‘∀‘)」と!!あ、あ、あれ?
ぜんざい?おしるこじゃなくて?ぜんざいって呼ぶの?これって
同じ意味だと思ってたけど、もしかして、私別のものに対して、
おしるこって言ってたの?おしることぜんざいの違いって何?
具材とかその辺も一緒だよね?っていうかいつからお汁粉と善哉って
存在しているの?ということが気になったので調べてみました。
ぜんざいとおしるこの呼び方の違いは?
鏡開きである1月7日を過ぎ、そういえば今年は、まだおしるこを
食べてないなぁ~と思ってたら、母が、おしるこを作ってくれたのですが
このね、おしるこが、おしるこじゃなくて、ぜんざいって名乗るでは
ないですか、母によって。
「紀香ちゃん、ぜんざいが出来たよ(*‘∀‘)」
(脳裏でエコーされる”ぜんざい”というワード笑)
なんだこれ!?って正直思いましたよ~、というよりもその時点では
そこまで気にはなってなかったのですが、私がしつこくおしるこって
言ってたら、「違うの、これは善哉!!”(-“”-)”」と母に怒られて
しまいました苦笑
え~、と思ったので、そもそもぜんざいとおしるこって呼び方が違う
だけでしょう?と思ったので、調べてみたのですが、呼び方が違うとも
言えるし、そうとも言えないんじゃないの?っていうような非常に
奥の深いリサーチ結果になりました(;´・ω・)
そ、そんなはずじゃなかったのですが、思っている以上に複雑でして。
さっくりと先に答えを言うと、関西に住んでいる私にとっては、
おしるこではなく、ぜんざいと呼ぶべきでしたよね~すみません><;
なのですが、これもね、ほ~~んと奥が深くて!!
ただ単に関西だから、ぜんざい。関東だから、おしるこって言いきれない
結果だったんですよ!!っというのも地域によって違うようなのですね。
ぜんざいとおしるこの違いって他にもある?
ぜんざいとおしるこの違いが、地域によって違うということは
わかったのですが、これは、調べていくにしたがって、そういうこと?って
なったんですよね^^;
ぜんざいとおしるこってそもそも、名前以外にちゃんと明確な違いが
ありまして^^;
どちらも、共通してあんこ色の小豆をお砂糖で甘~く煮詰めて、お餅や
白玉団子を入れたものなのですが、基本的には、(東京ベースの考え方)
だとおしるこは、”汁”がある液状のものだとおしること呼び、”汁なし”で
お餅のそばに餡子をそえられているものは、ぜんざいであるという考え
かたなのですが、
関西では、東京のように汁があるか、ないかではなくて”基本的に汁がある”
ものを”ぜんざい”って言います。
関東だと汁ありは、おしるこ
関西だと汁ありは、ぜんざい
まず、この2つの考え方があるとして、ここからややこしいことを説明
しますよ~^^;
関西では、ぜんざいのみが存在するのかというと、そうでもなく、
おしるこもあるには、あるんですね。関東と同じく汁なしのことをそう
いうの?と思いがちですが、その汁なし状態のものは「亀山」や「金時」
とまた、別の名前がついてるんですよね~。
おしるこは、関西ではなんだったのか?これは、あんこの違いで違います。
あ、あんこか~。こし餡だとおしるこ、それ以外の餡である粒あんだと
ぜんざいです、もちろんいずれも汁ありの状態でです。
あれ?なんかわかりにくくなってきたので箇条書きでまとめたいと思います。
関東→汁ありはおしるこ、汁なしはぜんざい
関西→汁ありはぜんざい、こしあんの汁ありだとおしるこ、汁なしは亀山か金時
なるほど~、こうやって書くとちょっとすっきりしてきますね^^
ぜんざいとおしるこの由来は?
なんとな~くでも、しっかりでもおしることぜんざいの違いが分かってきた
けれども、これっていつからというか由来ってなんかあるのかな?という
ことなのですが、
おしるこの方は、江戸時代の1635年ごろの料理本におしるこの元となった
料理が記されています。すすりだんごがどーのこーのとか書いてあるのですが
難しいことは、はっきりとわからなかったので、おしるこは、江戸時代に
生まれたとだけ覚えておきたいと思います。(最初は、おしるこは塩味が
強かったみたいですね^^;)
一方、ぜんざいの方は、2説ほどあって、室町時代の一条兼良が書いた本
「尺素往来」に年初めに邪気払いをし幸をもたらす小豆とお餅で祝うことを
喜びとし、これをぜんざいもちとして食べたっというような内容がかかれて
います。
善哉は、元々、サンスクリット語ですばらしいの意味があって仏が弟子の
言葉に賛成や賞賛する意として、「善哉=すばらしい」っていうように
使うそうで、僧侶がお汁粉を食べた際にに”善哉此汁”って言ったことから
ぜんざいという言葉が生まれたという説と
出雲地方の神事である「神在祭」でふるまわれていた「神在餅」が後に
ぜんざいと呼ばれるようになったという説があるそうなんです。
いずれにしても、江戸時代くらいから、おしるこなりぜんざいなりあった
みたいで、お汁粉の方が先にあったみたいですね^^
ぜんざいとおしるこまとめ
ぜんざいとおしるこって同じものだと思っていたので、実際に調べてみると
実は、違うものであったりとか、細かく違ったりするとは、思ってません
でした><;
ちなみに、調べているうちにもう一つ面白いことを知ったのですが、
関東の場合こしあんを使ったものは、「御前汁粉」、つぶあんを使ったものを
「田舎汁粉」って呼ぶそうです。
これ、本編に書いたら、絶対ますますよくわけわからなくなるやつ笑
あと、もう1つさらに調べてて面白かったのは、沖縄にもぜんざいって呼ばれる
食べ物があるのですが、これは、かき氷です笑
あったまろうとして、沖縄で頼んだら、かき氷だった!!みたいなことに
なるんですかね^^;
いずれにしても奥が深かったです。
こちらの記事もご一緒にどうぞ
◆鏡開きの餅がカビてたりカチカチなのは何か食べ方があるのか?
◆鏡開きの餅の由来はいつからでどうするべき?捨てるの?
◆みかんのカビって種類があるの?色や原因は?